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攻撃的な上司との付き合い方!パワハラ被害歴6年の俺が教える、効果的な対処法!

f:id:techblo:20180526145410j:plain 小さなミスで怒鳴られる。
上司の勘違いで怒られても、謝られず、開き直りされる。
「バカ」「能力がない」等と暴言を言われ、否定される。
何を聞いても曖昧な発言で、成果物として何を作れば良いかわからない。作ってみたら「違う」と言われる。

こんなこと、ありませんか?

こういう上司の下に配属されたら、毎日憂鬱ですよね。
かくいう私も、パワハラ上司の下に配属されて6年が経ちます。
ひどいときは、毎日が憂鬱で、転職のことばかり考えてしまいます。
かといって、お金や生活のことを考えたらやめられない・・・

こういうパワハラ上司の元に配属された場合に、どう対処すれば良いのでしょうか。
パワハラ被害歴6年の私が、効果的な対処法をお教えします。

パワハラ上司に共通点あり。彼らはなぜ怒るのか?

そもそも、上司はなぜ、怒るのでしょうか?
実は、パワハラ上司の共通点として、1つの事項があげられるんです。

それは、「部下を、自分のコピーにしようとしている」ことです。

そもそも、人間は自分と似ている人を好む傾向にあります。 友人関係に置き換えてみてください。

パーティーが好きな人は、クラブに行ってパーティが好きな人とダンスする。
漫画やアニメが好きな人は、漫画やアニメの話題で盛り上がる。
スポーツが好きな人は、部活やクラブ等に入り、同じチームの仲間と汗を流す。

私生活の中でも、自分と趣味や性格が合わない人と交流することは稀ですよね。

上司からすると、部下への指導法が分からないため
「とりあえず、自分のコピーを作っておけば、自分と同じような仕事はできるだろう」
「自分と同じ価値観なのだから、自分の考えは伝えなくてもわかるだろう」
「自分が頭の中で描いた通りの(以上の)成果物を出してくるだろう」

こう思っています。
なので、自分が思った通りの成果が出てこないと「バカ!」「これじゃない!」と言って、怒鳴り散らします。

なんせ、上司からしたら、部下は「自分のコピー」
何も言わなくても、自分の思考を読み取り、思った通りの成果が出てくると信じているのです。

自分のコピーを作ろうとしているので、部下の「自分と違う」部分が目立ち、攻撃するようになります。
何度も方向性を確認する部下のことも億劫になり、怒ります。

「なんで、こいつは俺の考えが分からないんだ?おかしいな、自分のコピーを作ってるはずなのに」

これが、パワハラ上司たちが共通点に感じていることです。
そもそも、他人と自分は違う人間。
「自分のコピーを作る」というのは無理な話なんです。

パワハラ被害歴6年の俺が効果的だと思った、パワハラ対策

上にあげた原因以外にも、もとから短気な性格で怒り出す人や、単純に指導力が足りなくて、怒鳴るのが指導法だと思っている人もいるでしょう。
しかし、原因を知った所でどうにもなりません。

基本的に、パワハラ上司の性格は変わらないと思ってください。
私も、パワハラ上司とかれこれ6年以上付き合っていますが、性格は一切変わっていません。
どころか、悪くなっているような気さえします。
このため、「上司もいつか変わるだろう」と思っていても無駄です。
自分で対処法を身に着けるか、その環境から脱出するために、転職する必要があります。

この記事では、パワハラ上司への効果的な対処法について説明していきます。

上司からの質問には、「はい」か「いいえ」で返答する

「例のあの書類できたか?」
そう問われて、書類ができていなかったとき、どうしますか?
「えっと、その書類は水曜日までにやるつもりだったんですが、別の上司に仕事を頼まれて・・・」
等と、言い訳を最初にしている人は要注意です。

上司から仕事の進捗を問われた場合、まず最初に伝えるべきは結果です。
「仕事はできている」もしくは「仕事はできていない」
と、結果を伝えましょう。
これは、上司だけではなく、顧客や同僚に仕事の進捗を問われた場合も同様です。
上司が知りたいのは、あくまでも”結果”です。
最初に言い訳(原因)を伝えてしまった場合、どうなるでしょう。
上司からすると、期待していた返答から外れ、「怒るモード」になってしまいます。
最初に「仕事はできていない」という結果を伝えることで、上司は怒るモードから「なぜ?」という「ヒアリングモード」に変わります。

もちろん、「できていない」と答えた瞬間に怒りだす人もいるでしょう。
なので、結果を伝えた後は、しっかりと原因も伝えましょう。

「別の上司(顧客)から緊急の仕事を頼まれていて、そちらの作業を優先していた」

等と伝えれば、納得するかしないかは別として、原因は伝わります。
原因が分かれば、次の対策が立てやすくなるため、上司は次に「対策を考えるモード」になります。

「緊急な仕事なのはわかったが、どうするんだ?こっちの仕事は?」

恐らく、こんな事を聞いてくるでしょう。
その場合、対策が言えればベストです。

「1人だと、完成まであと2日かかる予定です。ですが、同僚に手伝ってもらえれば1日で終わります」

このように対策が言えれば、上司も「良いか悪いか」を判断できます。
この時、全部1人で終わらせるのが無理ならば、同僚に手伝ってもらえれば終わる旨を伝えるのも有効です。

私も、仕事でプロジェクト管理をしていた時、別プロジェクトのマネージャーに直接相談して、1週間ばかり人をアサインしてもらったことがあります。

手伝わされる本人は嫌がるでしょうが、仕事が終わらないよりはマシです。
自分の仕事を終わらせた後で、自分の仕事を手伝ってくれた人の仕事を手伝えば良いのです。(手伝うのが数年後になったとしても、良いと思います)

このように対処していくことで、上司のモードが次々に切り替わっていくので、延々と怒られることはなくなります。

基本的に、上司はあなたを怒りたいのではなく、「仕事を前に進めたい」のです。

まず、上司から聞かれた事には「はい」か「いいえ」のどちらかで答えましょう。

上司が機嫌の良いタイミングで話しかける

上司が機嫌が良いタイミングで話しかけるのも、非常に有効な手段です。

え、上司が機嫌が良い時が分からない?
常に不機嫌で仏頂面?

果たして、本当にそうでしょうか。
私もそう思っていたのですが、上司を観察していくと、機嫌が良い時が分かるようになりました。

私が長年、嫌な上司たちを観察してきて、機嫌が良いと思ったタイミングは以下の3点です。

(1)タバコ休憩から帰ってきた後
(2)他の人を一通り怒り終わった後
(3)他人の悪口を一通り言い終わった後

タバコ休憩から帰ってきた後

タバコを吸う上司ならば、タバコ休憩から帰ってきた後に話しかけるのが有効です。
タバコ休憩の後はリラックスしているので、話しかけても怒られづらいです。
または、自分もタバコを吸うのなら、一緒の喫煙所にいる時に話しても良いかもしれません。
これから「リラックスモード」に入ろうとしているのに、怒鳴り散らす人はいないと思います。(喫煙所にいる他の人の目もあります)
私はタバコを吸わないので、上司がタバコ休憩から帰ってきて、パソコンを立ち上げた時に話かけています。
仕事を「これから始めるか」というタイミングで話しかけることになるため、上司としても都合の良いタイミングです。
タバコ休憩に行かない上司の場合は、トイレ休憩から帰ってきた後に話しかけると良いです。

他の人を一通り怒り終わった後

上司が他の人を怒り終わった後も有効です。
上司は一度怒りを発散しているので、再度怒るのにはエネルギーが必要です。
この時に話しかければ、上司も「さっき怒ったばっかりだし、疲れていて面倒くさい。早く終わらせたい」
と思い、簡潔に物事を伝えてくれるようになります。 この場合、長々と話をしてはダメです。
簡潔、明瞭に上司に言葉を伝えてください。

他人の悪口を一通り言い終わった後

嫌な上司というのは、部下だけではなく、他の人にも厳しい人が多いです。
私の上司も、良く他の人の悪口を私に聞かせてきます。
「あいつは何もわかってない」
「俺の方が正しい」
話の内容は違えど、9割方、上記のようなことを言ってきます。
その場合は、「ええ、はい」「そうですよね」等と言って、同意しておきましょう。
悪口に乗っかり、自分で何かを言う必要はありません。
自分まで、人の悪口を言う人間になる必要はないのです。
あくまでも、「上司の話を黙って聞いている」スタイルを貫いてください。
下手に何か言うと、上司から責められる可能性があります。
一通り相槌を打って、上司が満足したら解散しましょう。

その後、数分経ってから話しかけると、一回ストレスを発散しているため、話しかけやすいです。
間違っても、上司が悪口を言っている最中に何かを相談したり、報告してはダメです。
「一度、話を終わらせてから、再度話しかける」

これが最も重要です。
上司が他人の悪口を言っているときに、自分の相談や報告を入れると、その勢いのままに怒られます。

メモを取る

上司に「おーい、来てくれ!」と呼ばれた時、「はい!」と返事をして、何も持たずにすぐに行くのはやめてください。
絶対に、「ノート」と「ペン」を持参してください。
そして、上司から言われた事を、必ずメモするようにしてください。

最近は、上司に呼ばれても、何も持たずに上司の所へ行く人が多いです。
本人は「言われた事は覚えられるから、ノートはなくても大丈夫」と思っているのかもしれませんが、問題はそこではありません。

メモを取ることで、非常に有益な事があります。

確認事項を共有できる

メモを取ることで、話の要点をまとめることができます。
このため、話の最後に、自分のノートを見ながら「自分の作業はこれですね」「仕事の進め方はこうですね」等と、確認することができます。
間違っていた場合は、「いや、そうじゃなくて」と話してくれます。
何度も聞いていたら、うっとおしがられるでしょうが、方向性が違っていて時間を無駄にしたり、あとで怒られるよりはましです。
また、後日上司に仕事の内容を確認されて、上司が思っていた成果物と違った場合に、メモが残っていると助かります。
上司にメモを見せながら「この間は、こういう話だったと思うのですが、私の認識が誤っていたでしょうか?」
と言うと、「ここはそういう意味で言ったんじゃない。ここはこういう意味だ」
と、自分が伝えたかった事の意味を教えてくれます。

メモも何もない状態で話をしていると、言った言わないの空中戦になり、「人の話を聞いていない」と言われて、怒られるでしょう。

自分のスキルを上げる

自分のスキルもしっかりとあげておきましょう。
上司が知らない事を知っている、上司ができないことをできる。 これだけで、だいぶ違います。
また、自分のスキルを上げておくと、どうしても我慢できずに転職したいときに有利です。

転職する

我慢できないときは、転職するのが最も最善の手です。
いじめなどもそうですが、環境を変えるのが一番重要です。
嫌な環境からは、さっさと脱出してしてください。
我慢して、ストレスがたまり、うつ病になってしまったら、働けません。
転職することで、一時的に年収が下がったとしても、スキルを上げて年収が高い会社に転職すれば良いのです。

転職サイトで、自分のこれまでの経歴等を記載するだけでも、自分のスキルの棚卸になります。
今の自分が大したことないと思っていても、実際に職務経歴を見ると、意外に色々と経験していることが分かるのではないでしょうか。

転職するなら、以下のサイトがおすすめです。

ITエンジニア専門の転職エージェント【TechClipsエージェント】

顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】

まとめ

対処法をまとめます。

上司からの質問には、「はい」か「いいえ」で返答する
上司が機嫌の良いタイミングで話しかける
メモを取る
自分のスキルを上げる
転職する

一番の対処法は、転職して環境を変えることだと思います。
仕事を無理して続けても、身体を壊すだけです。