攻撃的な上司との付き合い方!パワハラ被害歴6年の俺が教える、効果的な対処法!
小さなミスで怒鳴られる。
上司の勘違いで怒られても、謝られず、開き直りされる。
「バカ」「能力がない」等と暴言を言われ、否定される。
何を聞いても曖昧な発言で、成果物として何を作れば良いかわからない。作ってみたら「違う」と言われる。
こんなこと、ありませんか?
こういう上司の下に配属されたら、毎日憂鬱ですよね。
かくいう私も、パワハラ上司の下に配属されて6年が経ちます。
ひどいときは、毎日が憂鬱で、転職のことばかり考えてしまいます。
かといって、お金や生活のことを考えたらやめられない・・・
こういうパワハラ上司の元に配属された場合に、どう対処すれば良いのでしょうか。
パワハラ被害歴6年の私が、効果的な対処法をお教えします。
- パワハラ上司に共通点あり。彼らはなぜ怒るのか?
- パワハラ被害歴6年の俺が効果的だと思った、パワハラ対策
- 上司からの質問には、「はい」か「いいえ」で返答する
- 上司が機嫌の良いタイミングで話しかける
- メモを取る
- 自分のスキルを上げる
- 転職する
- まとめ
パワハラ上司に共通点あり。彼らはなぜ怒るのか?
そもそも、上司はなぜ、怒るのでしょうか?
実は、パワハラ上司の共通点として、1つの事項があげられるんです。
それは、「部下を、自分のコピーにしようとしている」ことです。
そもそも、人間は自分と似ている人を好む傾向にあります。
友人関係に置き換えてみてください。
パーティーが好きな人は、クラブに行ってパーティが好きな人とダンスする。
漫画やアニメが好きな人は、漫画やアニメの話題で盛り上がる。
スポーツが好きな人は、部活やクラブ等に入り、同じチームの仲間と汗を流す。
私生活の中でも、自分と趣味や性格が合わない人と交流することは稀ですよね。
上司からすると、部下への指導法が分からないため
「とりあえず、自分のコピーを作っておけば、自分と同じような仕事はできるだろう」
「自分と同じ価値観なのだから、自分の考えは伝えなくてもわかるだろう」
「自分が頭の中で描いた通りの(以上の)成果物を出してくるだろう」
こう思っています。
なので、自分が思った通りの成果が出てこないと「バカ!」「これじゃない!」と言って、怒鳴り散らします。
なんせ、上司からしたら、部下は「自分のコピー」
何も言わなくても、自分の思考を読み取り、思った通りの成果が出てくると信じているのです。
自分のコピーを作ろうとしているので、部下の「自分と違う」部分が目立ち、攻撃するようになります。
何度も方向性を確認する部下のことも億劫になり、怒ります。
「なんで、こいつは俺の考えが分からないんだ?おかしいな、自分のコピーを作ってるはずなのに」
これが、パワハラ上司たちが共通点に感じていることです。
そもそも、他人と自分は違う人間。
「自分のコピーを作る」というのは無理な話なんです。
パワハラ被害歴6年の俺が効果的だと思った、パワハラ対策
上にあげた原因以外にも、もとから短気な性格で怒り出す人や、単純に指導力が足りなくて、怒鳴るのが指導法だと思っている人もいるでしょう。
しかし、原因を知った所でどうにもなりません。
基本的に、パワハラ上司の性格は変わらないと思ってください。
私も、パワハラ上司とかれこれ6年以上付き合っていますが、性格は一切変わっていません。
どころか、悪くなっているような気さえします。
このため、「上司もいつか変わるだろう」と思っていても無駄です。
自分で対処法を身に着けるか、その環境から脱出するために、転職する必要があります。
この記事では、パワハラ上司への効果的な対処法について説明していきます。
上司からの質問には、「はい」か「いいえ」で返答する
「例のあの書類できたか?」
そう問われて、書類ができていなかったとき、どうしますか?
「えっと、その書類は水曜日までにやるつもりだったんですが、別の上司に仕事を頼まれて・・・」
等と、言い訳を最初にしている人は要注意です。
上司から仕事の進捗を問われた場合、まず最初に伝えるべきは結果です。
「仕事はできている」もしくは「仕事はできていない」
と、結果を伝えましょう。
これは、上司だけではなく、顧客や同僚に仕事の進捗を問われた場合も同様です。
上司が知りたいのは、あくまでも”結果”です。
最初に言い訳(原因)を伝えてしまった場合、どうなるでしょう。
上司からすると、期待していた返答から外れ、「怒るモード」になってしまいます。
最初に「仕事はできていない」という結果を伝えることで、上司は怒るモードから「なぜ?」という「ヒアリングモード」に変わります。
もちろん、「できていない」と答えた瞬間に怒りだす人もいるでしょう。
なので、結果を伝えた後は、しっかりと原因も伝えましょう。
「別の上司(顧客)から緊急の仕事を頼まれていて、そちらの作業を優先していた」
等と伝えれば、納得するかしないかは別として、原因は伝わります。
原因が分かれば、次の対策が立てやすくなるため、上司は次に「対策を考えるモード」になります。
「緊急な仕事なのはわかったが、どうするんだ?こっちの仕事は?」
恐らく、こんな事を聞いてくるでしょう。
その場合、対策が言えればベストです。
「1人だと、完成まであと2日かかる予定です。ですが、同僚に手伝ってもらえれば1日で終わります」
このように対策が言えれば、上司も「良いか悪いか」を判断できます。
この時、全部1人で終わらせるのが無理ならば、同僚に手伝ってもらえれば終わる旨を伝えるのも有効です。
私も、仕事でプロジェクト管理をしていた時、別プロジェクトのマネージャーに直接相談して、1週間ばかり人をアサインしてもらったことがあります。
手伝わされる本人は嫌がるでしょうが、仕事が終わらないよりはマシです。
自分の仕事を終わらせた後で、自分の仕事を手伝ってくれた人の仕事を手伝えば良いのです。(手伝うのが数年後になったとしても、良いと思います)
このように対処していくことで、上司のモードが次々に切り替わっていくので、延々と怒られることはなくなります。
基本的に、上司はあなたを怒りたいのではなく、「仕事を前に進めたい」のです。
まず、上司から聞かれた事には「はい」か「いいえ」のどちらかで答えましょう。
上司が機嫌の良いタイミングで話しかける
上司が機嫌が良いタイミングで話しかけるのも、非常に有効な手段です。
え、上司が機嫌が良い時が分からない?
常に不機嫌で仏頂面?
果たして、本当にそうでしょうか。
私もそう思っていたのですが、上司を観察していくと、機嫌が良い時が分かるようになりました。
私が長年、嫌な上司たちを観察してきて、機嫌が良いと思ったタイミングは以下の3点です。
(1)タバコ休憩から帰ってきた後
(2)他の人を一通り怒り終わった後
(3)他人の悪口を一通り言い終わった後
タバコ休憩から帰ってきた後
タバコを吸う上司ならば、タバコ休憩から帰ってきた後に話しかけるのが有効です。
タバコ休憩の後はリラックスしているので、話しかけても怒られづらいです。
または、自分もタバコを吸うのなら、一緒の喫煙所にいる時に話しても良いかもしれません。
これから「リラックスモード」に入ろうとしているのに、怒鳴り散らす人はいないと思います。(喫煙所にいる他の人の目もあります)
私はタバコを吸わないので、上司がタバコ休憩から帰ってきて、パソコンを立ち上げた時に話かけています。
仕事を「これから始めるか」というタイミングで話しかけることになるため、上司としても都合の良いタイミングです。
タバコ休憩に行かない上司の場合は、トイレ休憩から帰ってきた後に話しかけると良いです。
他の人を一通り怒り終わった後
上司が他の人を怒り終わった後も有効です。
上司は一度怒りを発散しているので、再度怒るのにはエネルギーが必要です。
この時に話しかければ、上司も「さっき怒ったばっかりだし、疲れていて面倒くさい。早く終わらせたい」
と思い、簡潔に物事を伝えてくれるようになります。
この場合、長々と話をしてはダメです。
簡潔、明瞭に上司に言葉を伝えてください。
他人の悪口を一通り言い終わった後
嫌な上司というのは、部下だけではなく、他の人にも厳しい人が多いです。
私の上司も、良く他の人の悪口を私に聞かせてきます。
「あいつは何もわかってない」
「俺の方が正しい」
話の内容は違えど、9割方、上記のようなことを言ってきます。
その場合は、「ええ、はい」「そうですよね」等と言って、同意しておきましょう。
悪口に乗っかり、自分で何かを言う必要はありません。
自分まで、人の悪口を言う人間になる必要はないのです。
あくまでも、「上司の話を黙って聞いている」スタイルを貫いてください。
下手に何か言うと、上司から責められる可能性があります。
一通り相槌を打って、上司が満足したら解散しましょう。
その後、数分経ってから話しかけると、一回ストレスを発散しているため、話しかけやすいです。
間違っても、上司が悪口を言っている最中に何かを相談したり、報告してはダメです。
「一度、話を終わらせてから、再度話しかける」
これが最も重要です。
上司が他人の悪口を言っているときに、自分の相談や報告を入れると、その勢いのままに怒られます。
メモを取る
上司に「おーい、来てくれ!」と呼ばれた時、「はい!」と返事をして、何も持たずにすぐに行くのはやめてください。
絶対に、「ノート」と「ペン」を持参してください。
そして、上司から言われた事を、必ずメモするようにしてください。
最近は、上司に呼ばれても、何も持たずに上司の所へ行く人が多いです。
本人は「言われた事は覚えられるから、ノートはなくても大丈夫」と思っているのかもしれませんが、問題はそこではありません。
メモを取ることで、非常に有益な事があります。
確認事項を共有できる
メモを取ることで、話の要点をまとめることができます。
このため、話の最後に、自分のノートを見ながら「自分の作業はこれですね」「仕事の進め方はこうですね」等と、確認することができます。
間違っていた場合は、「いや、そうじゃなくて」と話してくれます。
何度も聞いていたら、うっとおしがられるでしょうが、方向性が違っていて時間を無駄にしたり、あとで怒られるよりはましです。
また、後日上司に仕事の内容を確認されて、上司が思っていた成果物と違った場合に、メモが残っていると助かります。
上司にメモを見せながら「この間は、こういう話だったと思うのですが、私の認識が誤っていたでしょうか?」
と言うと、「ここはそういう意味で言ったんじゃない。ここはこういう意味だ」
と、自分が伝えたかった事の意味を教えてくれます。
メモも何もない状態で話をしていると、言った言わないの空中戦になり、「人の話を聞いていない」と言われて、怒られるでしょう。
自分のスキルを上げる
自分のスキルもしっかりとあげておきましょう。
上司が知らない事を知っている、上司ができないことをできる。
これだけで、だいぶ違います。
また、自分のスキルを上げておくと、どうしても我慢できずに転職したいときに有利です。
転職する
我慢できないときは、転職するのが最も最善の手です。
いじめなどもそうですが、環境を変えるのが一番重要です。
嫌な環境からは、さっさと脱出してしてください。
我慢して、ストレスがたまり、うつ病になってしまったら、働けません。
転職することで、一時的に年収が下がったとしても、スキルを上げて年収が高い会社に転職すれば良いのです。
転職サイトで、自分のこれまでの経歴等を記載するだけでも、自分のスキルの棚卸になります。
今の自分が大したことないと思っていても、実際に職務経歴を見ると、意外に色々と経験していることが分かるのではないでしょうか。
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まとめ
対処法をまとめます。
上司からの質問には、「はい」か「いいえ」で返答する
上司が機嫌の良いタイミングで話しかける
メモを取る
自分のスキルを上げる
転職する
一番の対処法は、転職して環境を変えることだと思います。
仕事を無理して続けても、身体を壊すだけです。